中国製魔法少女アニメ:巴啦啦小魔仙にハマっている件
中国語の口語表現を学びたいけど、私が見ても理解できそうなものは……
中国語の口語表現を理解するのに、口語の教科書だけでは不十分だと考えて、ドラマかアニメを見たいと思っていました。
ある中国人の友達に聞くと、中国ドラマは時代劇が面白いというので、別の友達の勧めた清朝末期を舞台にしたドラマを以前見たことがありますが、私には少し難しく、興味もそこまで持てなかったのでドラマはやめておこうかなと思いました。
アニメは日本のように大人向けのものはほとんどなく、子供向けのものから選ぶことになりますが、実際簡単で自然な表現を学ぶなら子供向けのアニメの方が適しているのではないかと思うので、いいことにしました。
そこで、いくつかアニメを見てみましたが、巴啦啦小魔仙という魔法少女アニメがいくつか見た中では面白いと感じました。
(他に見たのは、抗日戦争のアニメと、デジモンのパクリっぽい感じの恐龙宝贝の1期、それとあと3~4作品あった気がしますが忘れてしまいました)
巴啦啦小魔仙とは?
中国の魔法少女もので、一期は特撮、二期と三期はアニメ。
私が説明しても良いのですが、既によくまとめられているものがあるので、以下にリンクをはります。
三期公式サイト
(二期のサイトは三期のサイトにとって替わられたようです。四期がでたら三期の内容が読めなくなるかもしれません)
主要登場人物は
凌 美雪(リン メイシュエ、赤い子)
ピクシブで紹介された英語名:Michelle
百度で紹介された英語名:Ren Miyuki
学業成績が良い。人間の少女。メガネっ子。妹の方。
百度では日本式のローマ字が書かれていて興味深いですw
ピクシブで紹介されている英語名は中国語の発音に近くなっています。
実は一期はまだ数話しか見ていませんが、二期と三期は動画サイトの読み込みがうまくいったものを全体的にとりあえず見てみました。
(※以下、多少ネタバレがあるかもしれません※)
小千(シャオチェン、紫のちっちゃい子)
二期は上の三人に加え、母と生き別れた小千(シャオチェン、ちいちゃん、と訳せばいいでしょうか。前に氷菓の千反田えるのちいちゃんというあだ名の中国語字幕が小千でしたし、ちいちゃんでいいでしょう)という小さい女の子が出てきます。紫色の魔法少女です。
中国では子供アニメにラブコメ要素を入れられないのでつまらないという批判があります(?)が、親子の愛というテーマが二期では特徴的な感じがして、十分面白い作りになっていると思います。(一時期ポケモンでもナルトでも親子の絆とか言って映画やってましたよね)オープニングやエンディングの映像も三期と比べて凝っていて可愛いと思います。
関係ありませんが、一期と三期のオープニングでは歌詞の歌いだしが「传说有个魔仙堡」となっていますが、二期ではどうも「传说有个魔法堡」となっているようです。
それから、二期の美琪の衣装は三期のものより好きです。三期はスカートだかズボンだか分からないようなのを着ているだけですけれど、二期はお洒落なズボンを履いていて格好良いです。変身前の馬鹿っぽい美琪とのギャップもいいです。プリキュアは最近スパッツ派も多いようですが、パンチラさせないためのスパッツなら格好良いズボンをデザインしたほうがいいです。
ギャップといえば、美雪はメガネっ子なのですが、変身するとメガネが取れるギャップも大変萌えますね。キュアブロッサムは普段もメガネをとってしまうのでメガネのないのに慣れてしまいました。
貝貝(ベイベイ、緑の子)
三期はちいちゃんは出てこないのですが、代わりに緑色の魔法少女である貝貝(ベイベイ)がでてきます。敵に襲われた双子星の王女という設定で、敵に囚われた姉を救い出し、双子星を取り戻して宇宙の秩序を元に戻そうというストーリーだったと思います。二期に比べると、家族愛を描いてはいるものの少し弱いかなという気がしました。特徴を挙げると、主人公たちが学校のダンスレッスンに参加していることでしょうか。ダンスを全話通してというのは、確かフレッシュプリキュアにも見られたことで、プリキュアなど日本の魔法少女アニメをかなり参考にして作られているような気がいたしました。
今後にも期待
是非四期もやってほしいと期待しています(これは2014年から放送のドラマ版だそうですが、4期なのでしょうか。アニメでやってほしいです)。作画技術等は日本のアニメに遠く及びませんが、ストーリー作成などは頑張れば深いものができるはずと思います。
舞台が私の知っている中国とは違う感じがしますが、これは制作会社の関係で広州あたりの町並みなのでしょうか(広州はまだ行ったことがないので是非行ってみたいです。聖地巡礼ができるならしたいです)。実際の街は汚いのでアニメの中では完全に架空の街を想定して作っているという指摘も一部にあるようですが、どうあれ中国人が作っているので中国的思想や常識というのは捨てきることはできないと思うので、注意深くプリキュアなどと比較すればいろいろな違いが出てくるような気もしますね。
二期などは、完全な勧善懲悪アニメとは言い難い要素はあるものの、やはり主軸は勧善懲悪を基本に作られているような気がします。そのあたりも再検討してみると面白くなるのかもしれませんね。
肝心の口語表現は?
そもそも口語表現を学ぼうと始めたのに随分はまっているではないかという批判もあるかもしれませんが、このアニメを見ていてよく見かけた表現を書いてみたいと思います。
岂有此理!
(qǐ yǒu cǐ lǐ/チーヨウツーリー)
馬鹿な!?冗談じゃねーぞ!という意味のようです。男女敵味方関係なくよく言っています。
可恶!
(kě wù/クーウー)
くそ!!
看我的!
(kàn wǒ de/カンウォダ)
私のを見ろという直訳ができますが、どうも、「これでも喰らえ!」という意味のようです。
好厉害的魔法!
(hǎo lì hài de mó fǎ/ハオリーハイダモーファー)
なんて凄い魔法なんだ!
怎么会这样!
(zěn me huì zhè yàng/ゼマフイジェーヤン)
どうしてこうなの!なんでこうなった!
嗨!
(hāi/は~い)
は~い!という間の抜けた掛け声をよく使っているのは主に技の呪文のない敵などで、日本語で「ヤー!」とか言いながら攻撃するときのノリでしょうか。
我们快变身!
(wǒ men kuài biàn shēn/ウォメンクァイビェンシェン)
はやく、変身よ!
いや、本当はもっといろいろ言ってるんですが、ちょっと思い出せません。すいません。
間違ってたら教えてください。