中国における日本アニメ浸透事情
中国の日本アニメファン層には3層があるように思います
中国では日本アニメが人気ですが、これには三層の構造があると思います。層が深いほど深度が深く、三層は一層の条件を含むという感じです。
一層目「テレビ派」
日本のアニメがテレビで放送されていた時代があります(いまでも夏休みなどに放送されたりすると聞きますが私は見たことないです)。「スラムダンク」「頭文字D」「ドラえもん」「ドラゴンボール」「デジモン」「レッツ&ゴー」「ちびまる子」「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」「三つ目がとおる」などの人気アニメがあり、今の大学生くらいはそれに触れていた世代といいます。そう言う意味で「日本アニメがすき」という人は結構多いようですね。
二層目「少年アニメ派」
上記以外で中国でもとても人気のあるのが「ナルト」「ワンピース」「銀魂」などでしょう。「民工动漫」と言われているそうです。
「意味がわかりやすいので誰でもその物語を理解できる」という意味あいだとのこと。このレベルは私からすると、少年アニメの序の口というイメージですが、それでもこのレベルでも「日本アニメ大好き!」という人がかなりいます。わかり易いので、ネットで見かけてこれだけにハマる(ほかの深夜アニメには派生しない)という人も多いようです。別に「ナルト」を貶しているのではないですよ、断じて!ナルト大好きです。
三層目「深夜アニメ派」
数ある萌えアニメとかそういうのにまで深く食い込む層。異常に詳しい日本アニメファンの方もいらっしゃいます。
一方、中国製アニメはというと……
中国アニメは反日のやつとか、あとはデジモンのパクリの恐竜宝貝、プリキュアの劣化版の巴啦啦小魔仙というのがあります。
(巴啦啦小魔仙は、ぱっと見、劣化版ですが、よく見たら面白い要素もあるみたいです。変身の音楽が戦う気分に全くならないのですが地味に気に入ってしまって最近よく聞いています。あと面白いのは美雪(メイシュエ)の英語名がMiyukiになっているところですかね。ほかのキャラも英語名をかたった日本名がついています。詳細は別記事にて書こうと思います)
中国人の大半がアニメを子供向けとしか考えておらず、また子供向けは子供だましでいいと思っているうちは日本アニメのクオリティが中国に抜かれることはないと思います。
(※この内容は、以前別のブログで書いていた内容を改稿したものです。別のブログでの該当記事はこちらで書く毎に順次公開を終了します)