国家公務員総合職受験記きっかけ編1 民間就活時代
国家総合職を受験した経験を綴ります
唐突ですが、本日よりしばらく、このブログでは、「理系院生が国家公務員試験(総合職・院卒程度・工学区分)を受験し、中央省庁への内定を得るまで」の軌跡を紹介していくことにします。
いえ、実は私の内定先が中央省庁なのですが、私の受験の時に、同じ趣旨でブログを書かれていた方の人事院面接や政策討論、そして詳細な官庁訪問の模様が、私の受験にも大きな助けになったというのと、その方のブログ以外ではなかなか詳細に渡る情報入手が困難だったという事実を鑑み、私も微力ながら、国家総合職を目指そうとしている方、あるいは実力に自信がないものの受けようか迷っている方などの助けになればと思い、このように筆を取った次第です。
なお、個人特定回避のため、省庁の名前や面接での細かな質問内容などはお教えできないことがあります。また、後半になるにつれ、ポイントを外さないようにしながらもフェイク情報も織り交ぜますので、ご了承ください。
お恥ずかしい限りですが、私の書いた別の記事を見ても明らかなとおり、文章は読みやすい方ではないと思いますし、独りよがりな思い込みもある方かもしれません。ですが、体験談を中心に、重要だと思うポイントなども含めて、国家総合職受験記(特に官庁訪問)についてざっくりと分かりつつ、読者様が当事者となられたその時その時に参考となるように書いていければと思います。
基本スペック
個人特定は避けるとは言えども、基本的なスペックは書いておかなければと思います。
★東京圏在住
★早慶・旧帝レベル工学系学部⇒同一分野の院に進学
★学業は自分の大学の内部選考に落ちて、しかたなく院試を受けにいく程度に平凡
★中国に一年間交換留学の経験
★履歴書に書ける資格はTOEICと中国語くらいのもの
★会話は割と苦手だけど好きな分野の話題だと饒舌になるオタクタイプ
中学受験組なので基本的な教養や基礎能力はあると信じていましたが民間就活ではWebテストで弾かれることが多かったです(いや、あれはきっとエントリーシートと性格適性が会社とマッチングしなかっただけなんだ!と信じていますが)。
きっかけ
大学3年や修士1年の後期頃になると、周りでよく就活について騒がれ始めると思いますが、私の周りもそうでした。その頃から、友達も教授も私は公務員が合っているかも知れないとやんわり言っていましたので、過去問を本屋で見たりとか、漠然とした情報収集を始めていたと思います。
民間就活をしてみると、自分のやりたいことがなかなか見つからず、説明を聞いても、説明をしてくれている社員さんたちと波長がイマイチ合わないというか、一緒に働いていきたいと思えず、自分は将来どうするべきなのか悩み苦しみながら、モチベーションも上がらず、就活以外も負のスパイラルに陥りながら、ほんの数社厳選してエントリーするも選考プロセスは進まず。
失意の中、3月の霞ヶ関OPENゼミに参加し、この方たちとなら働いてみたいかもと思える省庁を見つけました(後述のA省)。しかし、4月末から試験が始まるのにまだ教養試験の過去問を少しやってみただけの自分。その時点で得点力は教養試験はギリギリ通るかなという程度でした。専門はからっきし。
3月末に、いろいろときっかけが重なり、教授を始め、何人かの方と人生・就活相談に乗ってもらい、準備期間が1ヶ月を切った4月初旬より受験勉強を開始したのでした。
ここまでのポイント
★民間就活がうまくいかず、どんなに希望をなくしても、それは公務員の方がマッチングしていたからかも
★準備が直前になってしまっても、今年は経験のつもりで当たって砕けてみる
★民間などでも多く経験を積んだ、尊敬できる方に自分のマッチングの指針を出してもらうと参考になるかも
中国の大学・大学院のレベルと教育事情 ―留学を振り返って―
帰国してからだいぶ経ったが、今になって思うと、というのと留学時代の友人たちの話を聞くにつけても、中国の大学・大学院のレベルと教育事情について感じたことを書かないといけないような気がしてきた。中国留学の話だと、語学留学系の話が多いような気がして、そういう意味でも理系の大学院事情というのは貴重かも知れないと思っている。
記事には多分に主観が含まれ、また想像で補っている部分も多いこと、また名指しで何大学のどこ学科などとは言えないのでぼかす意味での情報も含まれていることを最初にご了承頂きたい。
それから、私は中国の大学が嫌いなわけでもただ非難したいわけでもない。思っていたのと違う理不尽な結果になる人がなるべく出ないように情報を共有したいというだけである。実際、個人的には中国留学して得たものも多かったし、感謝こそすれ文句を言う筋合いはない。
私の留学した大学
・理系では特に科研方面でかなり良いとされる大学
・大学院の専門留学だが、中国語の授業や学部の授業も受けてきた
・日本の大学院から交換留学(単位取得等に関しては制限などなくお気楽)
学部教育は○、大学院教育は△、
学部教育に関しては、日本の大学と大きく変わるようなことは感じなかった。授業もよく整備されているようで、特段不自由を感じるようなことはなかったし、授業の内容も面白かった。
しかし、大学院教育の方はといえば、私のようなそこそこレベルの学生には辛いものだった。よく言えばハイレベルを求められる自由放任主義、悪く言えば面倒見が悪い。
中国の理系の良い方の大学で大学院があるという所は、日中の人口比を考えても相当なエリートぞろいなので、中国人的には勝手に一人で自由研究してちょこちょこっと教授からアドバイスをもらうとハイレベルな研究になるのかも知れない。しかし、2ヶ月に一度程度、ゼミのために会議室を貸し切ってピザを食べながら教授がちょいちょい研究内容について指摘するようなスタイルは、日本で毎週ゼミで細かく指導をいただき、教授だけでなく研究室のメンバーの間でも意見を言い合っていたのと比較をすると、全然構ってもらえていないし研究室の密さがあまりないような印象だった(研究室によっては事情はかなり異なるようではある。それか私の知らないところで仲良く研究論議をしていたのかもしれないが)。大学院生は教育を受けるものというより研究員要員であり、独りでも勝手に優秀な研究をすることが求められているような感じがした。
なお、実験系の研究機材などは概ね豊富・豪華ということで、日本で研究するよりもよいという人もいるかも知れない。
私は交換留学生なのでどうでもよかったが、これが正規の大学院留学ともなれば苦労は一際すごいことだろう。そういえば修士1年ではたくさん単位も取らないといけないようだったから、まあこれは日本の大学院でも同じだが、上記の事と合わせて、かなり辛いものになるのではないか。
留学生教育は○、留学生の扱いは△
授業科目に関しては、英語開講科目なども各分野あったし、中国語で受ける授業でも「レポートは英語で提出してもいいよ」と教授が言ってくれたりで、良い面もあった。また、日本では日本語学校に頼ってしまうような語学の授業も、中国では大学内で行われていて、ちゃんとした中国語の授業を、読解・聴解・作文・会話など豊富なラインナップから各種レベルで参加することが出来、また参加している留学生も各国の粒ぞろいといったところで人脈的もおいしい。
ただ、聞いた話では、留学生の教育に対応しきっていない部分もあるようだ。
ある友人の話では、研究をするために必要な資格を取得するための試験が入学後すぐに中国語であり、突然のことなのでろくに準備もできずに参加することになったらしい。この資格がなければ研究活動が認められないのでニアリーイコール退学とのこと。中国人にとっては全国統一大学入試の復習のようなことで思い出しながら軽く超えられるハードルらしいが、外国人にとっては、専門の内容を突然外国語で書かれても困る。その友人は、たまたま近くに居た日本ファンの中国人学生がカンニングをさせての親切で難を逃れたとのことだが、ヒヤリとする話である。レベル的には問題ない学生も言語の壁によって排除されてしまうのだ。そんなんだったら最初から入学させんな。
また、これは私も一部片鱗を見たのだが、卒業要件や退学事項等、重要な事柄に関するアナウンスが少ないという問題だ。入学時にこれこれこれをすると退学になりますよみたいなことが中国語と英語で書かれた分厚い冊子のようなものを受け取るが、日本で日本語で書かれたあの卒業要件の冊子を読むのにも神経を使ったものだというのにそれを外国語で読むというのは骨が折れる。ある友人は、退学事項に抵触する行為を知らず知らずにしていたが、何のアナウンスもなく、突然ビザが更新できなくなって、あれよあれよといううちに……(後略)。これは重要なことに限った事ではないが、学生寮の一般的なアナウンスも、中国語の内容に比べて英語は極めて簡易な内容にとどまっていたように思う。ともすればネットワークからはぐれて情報弱者になってしまいがちな留学生に対する情報発信がとてもおろそかだと感じる。正規留学しようという人は同じ立場の友人を日本人に限らず作って常々確認するなど、くれぐれも注意されたし。
(案外、日本の大学でも、留学生は同じような思いをしているのかも分からないが……)
そういえば、非常に重要な奨学金の手続きが終わっていないという連絡が、締め切り当日に電話でかかってきたことを思い出した。いろいろと手際が悪そうだ。こちらとしては全て手続き等は終わって中国に来ているつもりをしていたので、突然のことで驚きを隠せなかった。
それから、研究室選びだが、留学生課の事務職員は殆ど何もしてくれないどころか、この件で問合わせてもメールがスルーされることすらある。交換生に限った事かも分からないが、何人かの教授にメールしてもスルーされることはザラである。根気づよく目星をつけた教授何人かに連絡をとってみるべし。なお、教授の情報が公開すらされていないところが学科によってはある。お手上げだ!
中国に関する研究をしてはダメ
完全に実験系で、中国の事情が関係しないタイプの理系は良いが、多少文系の要素が混じってくるような分野もあると思う。そうしたとき、日本と中国の比較など、出身国と中国の比較研究をしたがる留学生は多いようだ。しかし、教授側としてはあまり好ましいことだとは考えていないようで、例えばある友人は比較研究で修了しようとしていて毎回のゼミでもOKが出ていたはずなのに、修論締め切り間際で「日中の比較はだめでしょう」ということになったとか。私も日本にいた時から計画してきた中国に関する内容を中国の教授に潰されて、帰国後に復活したので遠回りをしてしまった。
外国人に中国の内情を探られるのがよろしくないというよりは、外国人ごときが中国の何を分かって研究なんてしているつもりだ・外国人が中国のその事情を知って何の意味が有る・外国人なら外国人らしく外国の知見を中国に持ち込め、と本音のところでは思われているのかもしれない。そういえば教授からは日本の資料を渡されて、「これをやりなさい」と言われた。いや、私の研究テーマと全く関係ないですけど……、や、面白いテーマだというのは否定しませんけれども。
(日本でゼミをしていたとき、中国人留学生が「日本の知見を学び中国に活かしたい」という趣旨の研究をしようとしていて、完全にスルーされて「中国の事情をもっと明らかにしてよ」と言われていたのを思い出すと、これは案外万国共通のことなのかもしれない)
中国留学で得られたこと
中国と関係の深い日本人の友達ができたこと、同じ専門分野の中国人の友人ができたこと、日本の自分の専攻の中だけではあり得なかったようなタイプの人々と次々と否応なく知り合えたこと、異国でいろいろ経験できたこと、中国語が上達したこと、おいしい中華料理を食べたこと、etc
中国留学でやり残したこと
もっとちゃんといろいろ研究の調査がしたかった、研究室のメンバーとはもっと深く関わりたかった、もっと観光地的な整備をされていない多くの土地(留学先の都市の中のいろいろな部分という意味)を回りたかった、etc
もしも中国留学をするならば(主観)
コースラインナップ オススメ度
1.専門交換留学一年 ★★★★★★★
:制約が弱く、勝手気ままな交換生として、中国語も専門も摘んでこれる。
2.専門交換留学半年 ★★★★★★☆
:半年だと溶け込んで面白くなったところで終了してしまう。
3.語学留学一年 ★★★★★☆☆
:語学だけやっていればいいのは楽しそうだけど少し勿体無い気もする。
4.専門正規留学(ダブル) ★★★★★☆☆
:日本の院教育と中国の院教育を両方受けられるのが魅力。大変そうだが。
5.語学留学半年 ★★★★★☆☆
:語学で半年だと、どれくらい身につくのかと思う。来ないよりは全然いい。
6.専門正規留学(学部) ★★★★★☆☆
:4年もいれば中国語も中国事情も専門もちゃんと精通するのでよいだろう。
7.専門正規留学(修士) ★★★★☆☆☆
:学部から中国というのでないなら上述の通りいろいろ大変そう。
8.専門正規留学(博士) ★★★?☆☆☆
:博士のことは知らないが、知り合いは来て後悔しているっぽかった。
なお、現在の私は、出張や駐在をしてみたい気持ちはあるが、再度中国で学生をするのはあまり気が進まない。
総評
学部レベル・学部教育レベルは十分に発展していると思う。
大学院レベルは高いが、大学院教育レベルはそこそこではないかと思う。
留学生に対する配慮は概ね悪く、突然何か起こるかもわからないと思ったほうが良い。
一方で、そうした厳しい環境を乗り越えることは人生においてマイナスばかりではないであろうことも付け加えておきたい。
最後に
「いやいや、それは違うでしょ。勝手なこと書きすぎ!」とか「それは俺もそうだった!」みたいな話があれば、それぞれお教え下されば幸いです。
そういえば、みなさん、あけましておめでとうございました。
211工程・985工程―中国の重点大学―
中国ってどんな大学があるんでしょう?
日本でもMARCHだとか旧帝だとか早慶上理だとか関関同立だとかそういった大学の呼び名がありますよね。中国だとどんな大学が有名なんでしょうか。そもそも高等教育ってどうなってるんでしょう。いろいろな興味が尽きませんが、全部調べていたら大変なことになっちゃいますね。とりあえず、今回は重点大学について書きたいと思います。
中国の重点大学
従来の重点大学
用語として定義が曖昧ではありますが、大体の意味として、中国政府が認定して予算配分などがなされる大学のことだといえば正しいでしょうか。名門大学ばかりです。1949年の新中国の成立後、高等教育を発展させようとした中国ですが、教育資源なども全国的に十分に整備する余裕もなく、一部の大学を重点的に整備しようとしたそうです。これが重点大学の始まりで、最初は6大学選定するところから始まったそうです(中華民国時代のことはよく把握していません。今後調べようと思っていますがご存知の方はできれば出典付きでお教え下さると助かります)。
大躍進政策だとか、文化大革命での停滞期とか、いろいろなものを経ながらも、重点大学は1980年くらいまでに100近くまで指定されていきます(重点大学の中でも、五ヵ年計画ごとに15程度の大学を特に重点整備する、といった政策もあるようで、重点大学の歴史や変遷を一大学ずつたどると膨大な手間と時間が必要そうです><)。
211工程
聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません、「211工程」。これは一体何なんでしょうか。ズバリ、21世紀に向けて100の大学を政府が重点整備していくというもので、1995年から開始して、3クールに分けて(第一クールが1996-2000、第二クールが2001-2005、第三クールが2007-2011)行ってきたものです。現在112大学あります。各クールに何大学ずつ選定されたか調べても公的なデータがなかなか得られなくて困っていますが、いろいろ中国のブログなどを調べると、第一クールに99大学、第二クールには統廃合をしつつ107大学、第三クールには112大学となったようです。
現状、「重点大学」というとこの「211工程」を指す、という場合も多いようですが、従来の重点大学とは微妙に選定された大学も異なっていますので注意が必要です。
教育の質や進学率や大学あたり学生数などを考えると、一概に言えるものでもないかもしれませんが、日本と単純比較して10倍の人口の国ですから、100大学もあるといっても、日本人の感覚よりかは精鋭として受け止められているのかなと思います。
大学グループの呼び名
九校連盟
響きが魔法科高校の九校戦を想起させますが(え、私だけですか?)、985工程の中でも特に名門で、985工程の第一クールでも最初に選定された9大学による連盟です。アメリカのアイビーリーグなどを意識したもののようです。
9大学だけなのでここで列挙しますが、北京大学、清華大学、中国科学技術大学、浙江大学、南京大学、復旦大学、上海交通大学、西安交通大学、ハルビン工業大学です。
四大工学院
1952年に結成された代表的な工学系大学の連盟で、南京工学院(現東南大学)、華南工学院(現華南理工大学)、華中工学院(現華中科技大学)、大連工学院(現大連理工大学)の4大学です。どれも985工程に選定されています。
他にもこの類の大学グループはいくつかあるようですが……。
偏差値?ではないけれど……
一本大学、二本大学、三本大学
中国での大学入試センター試験にあたる試験で、どのくらいの得点をとれば受けられるかという基準で大学を分類したもので、一本だとよくて三本だとあまりよくないそうです。三本の下にも専科という分類があるそうです。
これは大学単体というより、学科によっても違ったりするようで、年によって一本になったり二本になったりするところもあるみたいです。211工程の大学はほとんどが一本に入るみたいですが時々二本に入ったりするようです。
大学ランキング
中国校友会ネット(⇒リンク)に行くと、中国国内大学ランキングが見られます。上位10位は、
北京大学、清華大学、上海交通大学、復旦大学、武漢大学、
浙江大学、中国人民大学、南京大学、吉林大学、中山大学
です。九校連盟では中国科学技術大学、ハルビン工業大学と西安交通大学は入っていません。代わりに中国人民大学、武漢大学、吉林大学、中山大学が入っていますね。優秀なのは九校連盟だけではないようです。
海外製ランキングでは、CUWR(⇒リンク)では上位10位は
北京大学、清華大学、復旦大学、上海交通大学、浙江大学、
南京大学、大連理工大学、中国科学技術大学、中山大学、南開大学
のようになっています。
タイムズハイアーエデュケーション(⇒リンク)では
北京大学、清華大学、中国科学技術大学、復旦大学、中国人民大学、
南京大学、浙江大学、上海交通大学、武漢理工大学、中山大学
となっています。おや、211工程の武漢理工大学が他の985工程を差し置いてベストテンになっていますね!
QSランキング(⇒リンク)では、
北京大学、清華大学、復旦大学、中国科学技術大学、上海交通大学、
浙江大学、北京師範大学、南開大学、中山大学、西安交通大学
となっています。
大学リスト
上述の説明にでてきた211工程・985工程・九校連盟・四大工学院のリストです。大学名が、手元の資料が簡体字だったので簡体字で失礼します。読めますよね??え、読めない?……仕方ない。直しました。
上記の4つのランキングを、順位が1上がるごとに1点加算する方式で、統合して、一つのランキングとして再評価し直したものを大学名の右側に記します。もともとランクインしていたものは16大学ありますが、上位10大学までとします。9位は2大学あったので9位までです。
211工程大学名単 |
---|
東北地方 |
黒竜江省 |
1 ハルビン工業大学 ●<九> |
2 ハルビン工程大学 |
3 東北農業大学 |
4 東北林業大学 |
吉林省 |
5 吉林大学 ● |
6 延辺大学 |
7 東北師範大学 |
遼寧省 |
8 大連理工大学 ●<四> |
9 東北大学 ● |
10 遼寧大学 |
11 大連海事大学 |
華東地方 |
山東省 |
12 山東大学 ● |
13 中国海洋大学 ● |
14 中国石油大学(華東) |
江蘇省 |
15 南京大学(7位) ●<九> |
16 東南大学 ●<四> |
17 蘇州大学 |
18 南京師範大学 |
19 中国砿業大学(徐州) |
20 中国薬科大学 |
21 河海大学 |
22 南京理工大学 |
23 江南大学 |
24 南京農業大学 |
25 南京航空航天大学 |
安徽省 |
26 中国科学技術大学(6位) ●<九> |
27 安徽大学 |
28 合肥工業大学 |
上海市 |
29 復旦大学(3位) ●<九> |
30 同済大学 ● |
31 上海交通大学(4位) ●<九> |
32 華東理工大学 |
33 東華大学 |
34 華東師範大学 ○ |
35 上海外国語大学 |
36 上海財経大学 |
37 上海大学 |
38 第二軍医大学 |
浙江省 |
39 浙江大学(5位) ●<九> |
江西省 |
40 南昌大学 |
福建省 |
41 アモイ大学 ● |
42 福州大学 |
華北地方 |
内モンゴル自治区 |
43 内モンゴル大学 |
河北省 |
44 華北電力大学(保定) |
45 東北大学秦皇島分校 |
北京市 |
46 北京大学(1位) ●<九> |
47 中国人民大学(8位) ● |
48 清華大学(2位) ●<九> |
49 北京交通大学 |
50 北京工業大学 |
51 北京航空航天大学 ● |
52 北京理工大学 ● |
53 北京科技大学 |
54 北京化工大学 |
55 北京郵電大学 |
56 中国農業大学 ○ |
57 北京林業大学 |
58 北京中医薬大学 |
59 北京師範大学 ● |
60 北京外国語大学 |
61 中国伝媒大学 |
62 中央財経大学 |
63 対外財経貿易大学 |
64 北京体育大学 |
65 中央音楽学院 |
66 中央民族大学 ○ |
67 中国政法大学 |
68 華北電力大学(北京) |
69 中国石油大学(北京) |
70 中国砿業大学(北京) |
71 中国地質大学(北京) |
天津市 |
72 南開大学 ● |
73 天津大学 ● |
74 天津医科大学 |
75 河北工業大学 |
山西省 |
76 太原理工大学 |
華中地方 |
河南省 |
77 鄭州大学 |
湖北省 |
78 武漢大学(9位) ● |
79 華中科技大学 ●<四> |
80 武漢理工大学 |
81 中南財経政法大学 |
82 華中師範大学 |
83 華中農業大学 |
84 中国地質大学(武汉) |
湖南省 |
85 湖南大学 ● |
86 中南大学 ● |
87 湖南師範大学 |
88 国防科学技術大学 ○ |
華南地方 |
広東省 |
89 中山大学(9位) ● |
90 華南理工大学 ●<四> |
91 曁南大学 |
92 華南師範大学 |
広西チワン族自治区 |
93 広西大学 |
海南省 |
94 海南大学(*) |
西北地方 |
陝西省 |
95 西安交通大学 ●<九> |
96 西北工業大学 ● |
97 西北農林科技大学 ○ |
98 西北大学 |
99 長安大学 |
100 陝西師範大学 |
101 西安電子科技大学 |
102 第四軍医大学 |
甘粛省 |
103 蘭州大学 ● |
寧夏フイ族自治区 |
104 寧夏大学(*) |
青海省 |
105 青海大学(*) |
新疆ウイグル自治区 |
106 新疆大学 |
107 石河子大学(*) |
西南地方 |
重慶市 |
108 重慶大学 ● |
109 西南大学 |
貴州省 |
110 貴州大学 |
四川省 |
111 四川大学 ● |
112 電子科技大学 ● |
113 西南交通大学 |
114 西南財経大学 |
115 四川農業大学 |
雲南省 |
116 雲南大学 |
チベット自治区 |
117 チベット大学(*) |
●…985の1クール ○…985の2クール (*)…211の3クール <九>…九校連盟 <四>…四大工学院
なお、112大学じゃなくて117大学あるじゃないか、と思うと思いますが、実は5大学、二つの地区に分かれているものがありまして(例えば71と84の中国地質大学とかですね)ほぼ別物なのですが、教育部のページでは同じ大学ということで一度しか書かれておらず112大学ということになっています。
そして、いま九州大学北京事務所のページを見ていたら、985工程が45あるとか書いてあってびっくりしています。。39だと思っていましたが。。。どうもこの差は北京大学医学部、清華大学医学部、上海交通大学医学部の3つ、そしての東北大学秦皇島分校、ハルビン工業大学(威海)、山東大学威海分校の3つを別々に数えたもののようです。
北京大学医学部、清華大学医学部、上海交通大学医学部の3つは元はといえば別の大学だったのです。それぞれ北京医学院、北京協和医学院、上海第二医科大学といいました。北京協和医学院は名前が残っていますが、実質的には清華大学医学部のようです。
しかし、分校の類はあまり把握していませんでした。しっかりしなくては……。分校の類を全部入れたら211工程は117大学ではなくたぶんもっと増えるっぽいです。この九州大学のページにも124と書いてあります。この7は、西南大学と北京郵電大学の分と、985の東北大学以外の5つです。北京郵電大学には友達がいるのでちょっと聞いてみよう……。
しかし、、、211工程の第2クールで大学の統廃合がたくさんあったはずだから複数キャンパスの大学くらいいくつもあるはず……。別の大学として扱われる条件はなんなのか、第一それは統合する必要があったのか……とかいろいろおもいますが。
例えば今回私が把握していなかった、重慶市の「西南大学」と「西南大学栄昌校区」ってなにが違うのかと。西南大学はそもそも西南師範大学と西南農業大学が2005年に合併したものだそうですが、西南農業大学のキャンパスがそのまま「西南大学栄昌校区」になったらしいです。合併したのに分かれているのか……。あれ、合併したのに分かれている組織の例なんてそこらじゅうに(ry
それにしても、浙江省とかは整備の行き届いた大学は足りているんでしょうか。一大学だけとても優秀で、あとはそうでもないなんてことはないと思うので、211工程に選定されていない大学がいくつも一本大学になっていたりするんでしょう。
これがちゃんとしたサイトか知りませんが、浙江省には26の一本大学があり、25が国の重点大学には指定されていません。一方、このサイトによれば北京市にも26の一本大学がありますが、数えてみると、211工程に選ばれていないのは5大学。他は211工程です。中国では日本と違って出身省毎に合格人数の制限があるそうなので、誰彼かまわず他省の良い大学に行くということでもないようですから、教育格差はいろいろあるのでしょうね。まあ、なんでもかんでも国で整備してやればいいかというとそういうものでもないので、何とも言えませんけどね。
日本の物価とクオリティ
私が西安を旅行したとき、地下鉄の鐘楼駅の地下通路のスマホの保護シート貼り屋(贴膜)の入口のところで、焼いたソーセージを一本2元(33円くらい?)で売っていたのですが、日本に帰って最寄駅のファミマの焼きソーセージを買うと、130円くらいしたので、物価は4倍くらい?と思えました。
これは高いと考えるのか、安いと考えるのか。
なんとなくですけれど、日本の食品の方が味が良いと感じられるかもしれませんが、これは長年日本に慣れてきたということで考えないことにしても、ファミマのソーセージはいろいろな工夫があると思います。
安全性も高いのだと思いますが、それにとどまらず、まずオプションのケチャップとマスタードがついたり、ミシン目で開けられる紙製の覆いがついてくることなど、過剰なまでの工夫が見られます。97円の差はクオリティ代と考えると納得もいきます。日本のクオリティ単価は大変安いような。
(もっとも過剰な包装で高いというのが環境には悪い影響を与えているかもしれないので日本が全く絶対的に良いわけではないのは言うまでもありませんけど)
そんなきめ細やかな日本っていいなぁと再認識しました。
(※別に中国をディスってるわけじゃありません。素朴でいい国です、ええ)
(※この内容は、以前別のブログで書いていた内容を改稿したものです。別のブログでの該当記事はこちらで書く毎に順次公開を終了します)
「中国人」という時の漠然としたイメージと実際
13億人も居るとは言いますが
日本に「県民性」などという言葉があるように、中国も各地で様々な人が暮らしています。
「13億人の中国」とか「これから習う中国語は中国全土や各地の華僑など幅広く通じます」という言い方は、あの巨大すぎる国をひとくくりにする少々乱暴な思考方式によるものだと言えなくもないかもしれませんね。(ちなみに、中国と触れる前は結構そういう思想が自分の中にありました。知らないことは無視していることと同じ。それは軽視という風にも考えられるし、考えなしに知らないうちに相手を死に追いやるかもしれない怖いことだと思います。まあそんなこと言い始めるとキリがないのですが)
大学の中と外
大学の中では、外国人に対して非常に高い適応性を見せてくれました。キャンパスの中だけで暮らしていると、中国ってこんなものかと思うかもしれません。
もしくは、一般の方ですと、旅行で訪れた観光地のイメージだけを以て「中国ってこんなとこ」と思ってしまうかもしれません。
ある日、二環(環状二号線:北京の中心部を走る環状道路で高層ビルが林立しているところが多い)外側で、焼き芋を焼いて売っているおばあさんに出会いました。こんな都心で、このようなおばあさんがいるとは。
こういった移動式の簡易出店のような方は、大学の周辺(四環あたり)では頻繁に見かけましたが、こんな都心にもいらっしゃるとは。この方は長く同じ場所で商売を続けているらしく、高層ビルがいくら立とうともここで商売を続けるようでした。
別になにかまとめのようなことを言うつもりはないのですが、故宮博物館などを見るよりも、北京の生きた歴史のようなものを感じるのは私だけでしょうか。
北京の中と外
一方で、北京の中だけでなく、他の都市との比較もしてみましょう。
特にイメージなく赴いた杭州は、中心部程近くに西湖というのどかな観光名所もありつつ、浙江省の省都としても発展しており、温暖で、ご飯もまろやかで美味しく、北京とは違う場所なのだと感じました。
洛陽を旅行したときは、道中が全く発展していなかったため、一体どんな発展状況の都市なのかとハラハラしたものですが、普通に発展した普通の地方都市といった雰囲気で、ひどいことはありませんでした。ガイドに雇ったバイクのおっちゃんも、寺院の住職(?)の方も、訛りのきつい言葉で話しますが、人同士の繋がりを大切にしていることが伝わってくるような経験をしました。
西安を旅行したときは、北京よりも田舎臭い雰囲気がしました。とある大学を見物していたら、同じく旅行者らしい人が大学の建物を写真に撮っていたので、声をかけて一緒に見て回ることにしました。その人は広州人の大学生で、洛陽とは別の訛りで話してくれました。広東語と標準語ではフランス語とドイツ語くらい違いそうですから(正確にはどうか知りません)これが一つの国としてまとまっているというのはEUが一つの国になっているくらい凄いことかも知れないなぁとぼんやり思いました。
親日と反日と……
テレビでよく見かける反日感情の多い民衆というのは、生の日本人と接する機会はとても少なく、戦争の傷跡と報道と反日教育の印象(それでも教育をそのまま信じはしないでしょうが)によって、日本ってまあ特に知らない国だけどなんかウザイ、俺ら中華で大国で偉いみたいなところはあるのかなと思っています。
逆に親日で少し気になった人がいたのですが、その人は「日本は何でも超いい!中国のような生活の圧力もないんでしょ?」とか言っていましたので「何でも超いいというのは具体的に?」と聞いたところ、具体例は何もなく、とにかく何でもいいというのです。日本に来たこともない、と。圧力ありますけどなにか?という感じがいたします。こういう無批判に日本を褒めるのはまったくいただけませんね。日本の現状を知ったときの絶望感という意味でもそうですし、中国国内で親日派や知日派を増やすための力にもならず、不安を感じさせることの多い存在です。あなた様の考えてる理想郷日本なんて存在しません。
結局、知らないのだという気がします。
日本人側も相手を正しく認識しようとしない感がある気がしますが、中国側も私たちのことはあまり知らないのだと思います。
結局、知らないでレッテル張りして、的はずれな批判や喧嘩をするというのは実にくだらなく、また大変危険なことだと思ったのです。
13億には13億の個性がある
ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワンといった綺麗事を申し上げるつもりはありませんし、13億の個性というのも大げさかもしれませんが、中国にも様々な方がいらっしゃるということが言いたいです。
いえ、確かに、これはこんなブログ記事を書くまでもなく自明なことではあるのです。なにを今更馬鹿なんじゃないのとか思われているかもしれません。
しかし、こと中国批判をしている方などを見たときに、個々人の中国人を見て、念頭において話してらっしゃるのか疑問に思うことがあります。個人が登場しても、悪い例を抽出して全体の「悪いイメージ」を印象付けようとしているようにも思えることがあります。単純な事実を忘れてしまいがちです。
(※この内容は、以前別のブログで書いていた内容に加筆・改稿したものです。別のブログでの該当記事はこちらで書く毎に順次公開を終了します)
中国製魔法少女アニメ:巴啦啦小魔仙にハマっている件
中国語の口語表現を学びたいけど、私が見ても理解できそうなものは……
中国語の口語表現を理解するのに、口語の教科書だけでは不十分だと考えて、ドラマかアニメを見たいと思っていました。
ある中国人の友達に聞くと、中国ドラマは時代劇が面白いというので、別の友達の勧めた清朝末期を舞台にしたドラマを以前見たことがありますが、私には少し難しく、興味もそこまで持てなかったのでドラマはやめておこうかなと思いました。
アニメは日本のように大人向けのものはほとんどなく、子供向けのものから選ぶことになりますが、実際簡単で自然な表現を学ぶなら子供向けのアニメの方が適しているのではないかと思うので、いいことにしました。
そこで、いくつかアニメを見てみましたが、巴啦啦小魔仙という魔法少女アニメがいくつか見た中では面白いと感じました。
(他に見たのは、抗日戦争のアニメと、デジモンのパクリっぽい感じの恐龙宝贝の1期、それとあと3~4作品あった気がしますが忘れてしまいました)
巴啦啦小魔仙とは?
中国の魔法少女もので、一期は特撮、二期と三期はアニメ。
私が説明しても良いのですが、既によくまとめられているものがあるので、以下にリンクをはります。
三期公式サイト
(二期のサイトは三期のサイトにとって替わられたようです。四期がでたら三期の内容が読めなくなるかもしれません)
主要登場人物は
凌 美雪(リン メイシュエ、赤い子)
ピクシブで紹介された英語名:Michelle
百度で紹介された英語名:Ren Miyuki
学業成績が良い。人間の少女。メガネっ子。妹の方。
百度では日本式のローマ字が書かれていて興味深いですw
ピクシブで紹介されている英語名は中国語の発音に近くなっています。
実は一期はまだ数話しか見ていませんが、二期と三期は動画サイトの読み込みがうまくいったものを全体的にとりあえず見てみました。
(※以下、多少ネタバレがあるかもしれません※)
小千(シャオチェン、紫のちっちゃい子)
二期は上の三人に加え、母と生き別れた小千(シャオチェン、ちいちゃん、と訳せばいいでしょうか。前に氷菓の千反田えるのちいちゃんというあだ名の中国語字幕が小千でしたし、ちいちゃんでいいでしょう)という小さい女の子が出てきます。紫色の魔法少女です。
中国では子供アニメにラブコメ要素を入れられないのでつまらないという批判があります(?)が、親子の愛というテーマが二期では特徴的な感じがして、十分面白い作りになっていると思います。(一時期ポケモンでもナルトでも親子の絆とか言って映画やってましたよね)オープニングやエンディングの映像も三期と比べて凝っていて可愛いと思います。
関係ありませんが、一期と三期のオープニングでは歌詞の歌いだしが「传说有个魔仙堡」となっていますが、二期ではどうも「传说有个魔法堡」となっているようです。
それから、二期の美琪の衣装は三期のものより好きです。三期はスカートだかズボンだか分からないようなのを着ているだけですけれど、二期はお洒落なズボンを履いていて格好良いです。変身前の馬鹿っぽい美琪とのギャップもいいです。プリキュアは最近スパッツ派も多いようですが、パンチラさせないためのスパッツなら格好良いズボンをデザインしたほうがいいです。
ギャップといえば、美雪はメガネっ子なのですが、変身するとメガネが取れるギャップも大変萌えますね。キュアブロッサムは普段もメガネをとってしまうのでメガネのないのに慣れてしまいました。
貝貝(ベイベイ、緑の子)
三期はちいちゃんは出てこないのですが、代わりに緑色の魔法少女である貝貝(ベイベイ)がでてきます。敵に襲われた双子星の王女という設定で、敵に囚われた姉を救い出し、双子星を取り戻して宇宙の秩序を元に戻そうというストーリーだったと思います。二期に比べると、家族愛を描いてはいるものの少し弱いかなという気がしました。特徴を挙げると、主人公たちが学校のダンスレッスンに参加していることでしょうか。ダンスを全話通してというのは、確かフレッシュプリキュアにも見られたことで、プリキュアなど日本の魔法少女アニメをかなり参考にして作られているような気がいたしました。
今後にも期待
是非四期もやってほしいと期待しています(これは2014年から放送のドラマ版だそうですが、4期なのでしょうか。アニメでやってほしいです)。作画技術等は日本のアニメに遠く及びませんが、ストーリー作成などは頑張れば深いものができるはずと思います。
舞台が私の知っている中国とは違う感じがしますが、これは制作会社の関係で広州あたりの町並みなのでしょうか(広州はまだ行ったことがないので是非行ってみたいです。聖地巡礼ができるならしたいです)。実際の街は汚いのでアニメの中では完全に架空の街を想定して作っているという指摘も一部にあるようですが、どうあれ中国人が作っているので中国的思想や常識というのは捨てきることはできないと思うので、注意深くプリキュアなどと比較すればいろいろな違いが出てくるような気もしますね。
二期などは、完全な勧善懲悪アニメとは言い難い要素はあるものの、やはり主軸は勧善懲悪を基本に作られているような気がします。そのあたりも再検討してみると面白くなるのかもしれませんね。
肝心の口語表現は?
そもそも口語表現を学ぼうと始めたのに随分はまっているではないかという批判もあるかもしれませんが、このアニメを見ていてよく見かけた表現を書いてみたいと思います。
岂有此理!
(qǐ yǒu cǐ lǐ/チーヨウツーリー)
馬鹿な!?冗談じゃねーぞ!という意味のようです。男女敵味方関係なくよく言っています。
可恶!
(kě wù/クーウー)
くそ!!
看我的!
(kàn wǒ de/カンウォダ)
私のを見ろという直訳ができますが、どうも、「これでも喰らえ!」という意味のようです。
好厉害的魔法!
(hǎo lì hài de mó fǎ/ハオリーハイダモーファー)
なんて凄い魔法なんだ!
怎么会这样!
(zěn me huì zhè yàng/ゼマフイジェーヤン)
どうしてこうなの!なんでこうなった!
嗨!
(hāi/は~い)
は~い!という間の抜けた掛け声をよく使っているのは主に技の呪文のない敵などで、日本語で「ヤー!」とか言いながら攻撃するときのノリでしょうか。
我们快变身!
(wǒ men kuài biàn shēn/ウォメンクァイビェンシェン)
はやく、変身よ!
いや、本当はもっといろいろ言ってるんですが、ちょっと思い出せません。すいません。
間違ってたら教えてください。
中国における日本アニメ浸透事情
中国の日本アニメファン層には3層があるように思います
中国では日本アニメが人気ですが、これには三層の構造があると思います。層が深いほど深度が深く、三層は一層の条件を含むという感じです。
一層目「テレビ派」
日本のアニメがテレビで放送されていた時代があります(いまでも夏休みなどに放送されたりすると聞きますが私は見たことないです)。「スラムダンク」「頭文字D」「ドラえもん」「ドラゴンボール」「デジモン」「レッツ&ゴー」「ちびまる子」「名探偵コナン」「クレヨンしんちゃん」「三つ目がとおる」などの人気アニメがあり、今の大学生くらいはそれに触れていた世代といいます。そう言う意味で「日本アニメがすき」という人は結構多いようですね。